2017年10月30日のANNニュースをご覧になられましたか?
実は、「インスタで儲けよう!」「インスタの投稿がお金に変わる!」とうたい、興味を持ったユーザーに対し、情報商材の購入を持ちかける「カシャカシャビジネス」が問題になっている。
「カシャカシャビジネス」の実態
インスタを中心とした、ソーシャルメディアなどで、「写真を投稿するだけで、日当3万!」「誰でも簡単に稼げます!」「料理の写真を投稿するだけで月収200万稼げます」と、誘導文を記載。
そして、そのノウハウがまとまっているPDFを「カシャカシャブック(情報商材)」と称し、「本来なら10万円のところを、今なら2万円!」とお得感を出し、販売していた。
さらに、「カシャカシャブック」を購入したユーザーを電話サポートお問い合わせるよう勧誘。「フォロワーを増やせば、もっと稼げます」「ツールを使えば、もっと楽して稼げます!」と、特別コースに誘導していた。
「カシャカシャビジネス」特別コースとは
特別コースでは、「インスタグラムの集客ツール『インスタアップ』を利用すれば、フォロワーが増えるため、もっと楽して稼げるようになります!高額コースなら確実に元が取れます」と称し、特別コース「7万〜150万」に入会させる。
無論、写真を投稿するだけで稼げるわけもなく、完全なるネズミ講である。しかも、「月収200万を稼いでいる」というのも虚像であり、完全に消費者を騙しにかかっている『詐欺案件』だったということです。
ネットビジネス=詐欺
このように、人を食い物にしている輩がインターネット上には無数にいます。
特に、インターネットというものは、情報の伝達がとても早い。Facebookのシェア、Twitterのリツイートなどで、正しい情報でなくても拡散してしまうこともある。
それが、今回の例だ。
冷静に考えれば「嘘だ!」と見分けがつくような案件でも、うまく口車に乗せられ「みんなやっているし、本当に稼げるかも!」と夢を見てしまう。
しかし、こんな輩ばかりがいるわけではない。僕も含め、真剣に真っ当に、インターネットビジネスをしている人も無数にいるのもまた事実だ。
多くの人は、「ネットビジネス=詐欺」というイメージを抱くが、それは大きな間違い。なぜなら、ネットビジネスに限ることではなく、どんな世界にもある。例えば、「オレオレ詐欺」「架空請求」なども、詐欺の例です。
では、なぜ「ネットビジネス=詐欺」というイメージを抱く人が多いのか?
それは、単純で、情報が容易に受信できるインフラが整っているからです。主として、あなたが、いつも手にしている「スマートフォン」で、いつでもどこでも情報が手に入る時代だからである。
例えば、ニュースアプリや「2ちゃんねる」のような掲示板サイト。顔出しすることなく、誰もで簡単に書き込みすることが出来ます。悪い噂ほど早く広まりますからね。
- 「芸能人の〇〇が覚せい剤の所持で逮捕!」
- 「埼玉県の無職の男が〇〇で死刑判決!」
- 「アイドルの〇〇と俳優の〇〇が不倫関係!」
こんなニュースがネット上に公開されると、速攻でソーシャルメディアに拡散されます。人は、不幸話が大好きな生き物です。すぐに、話題の中心になるのが「不倫」「逮捕」「詐欺」です。
そうですよね!?結局、何が言いたいかというと・・・
個人の『受信力』が大事
今の時代は、何を隠そう『知識産業』です。
要は、情報化社会ということ。正しい情報を持っているものと、そうではないものとの間に、大きな「格差」が生まれているのです。
インターネットのインフラが整ったこの時代、スマホ1台で、たくさんの情報が手に入ります。もちろん、必要な情報と、そうではない情報どちらもです。
「カシャカシャビジネス」みたいに、ゴミのような情報も容易に手に入るわけですから、個人個人の情報を受け取る能力を高めていかないとならないのです。
厳しい言い方ですが・・・騙す方も、騙される方も悪いです。
なぜなら、この世から「詐欺」は消えることはありません。「オレオレ詐欺」が通用しなくなったら、「なりすまし詐欺」が起こる。
「カシャカシャビジネス」が駄目なら、「パシャパシャビジネス」みたいに、表面上を変えて、中身は同じ・・・ってことも考えられます。
特に、インターネットになると、どこの誰が言っているのか分からない情報を、みんな簡単に信じてしまいます。「ネットに書いてあった」「〇〇らしいよー」等々・・・
友人、家族が言うと、最もらしく聞こえてしまいます。ということで、受信力を鍛える5つのポイントを最後にお伝えして、本日の最後としますね。
- まず、全ての情報に疑問を抱くこと
- 疑問に思ったことは徹底的に調べること
- 誰が言っている情報なのかを知ること
- 儲け話に「楽」「簡単」などという概念はない
- 友人がやっているから「安心」ということはない
この5つの考え方は、あなたの私生活、ビジネスシーンに大きく役立つと思いますので、絶対に忘れないでくださいね。ということで、本日も最後までご覧いただきありがとうございました。